坂井さんの作品を見ていると、逆に居並ぶ動物たちから見られていると、錯覚しそうになる。
黒釉で描かれたモノクロの、木版画のような風合の動物たちなのに。
皿の脇から顔を覗かせ、ちんまりした丸い目はそっけないふりをしながら、こちらに興味津々の様子だ。ぬうっと突き出した鼻先、大きく広げた翼、ぴんと立ちあがった耳。それらを形作る強く伸びやかな線を見れば、彼らは誇り高い存在だとわかるのだ。などと、ついあれこれ想像してしまう。
大きく動物を配しながら、食器としても使いやすく楽しい。今回は20プレートや、小立体も展示される。 |